#20 初めての公式トライアスロン大会。榛名湖の激坂に挑んだ一日

IRONMAN

執筆者:TYO&KM&HRK

こんにちは!

今回は、「第14回榛名湖リゾート・トライアスロンin群馬」に出場してきました。これまでIRONMANに向けた練習としてトライアスロンに取り組んできましたが、3人そろって公式のトライアスロン大会に出場するのは今回が初めてです。

初めての大会ということで、楽しみな気持ちがある一方、スタート前にはやはり緊張もありました。ただ、この日の榛名湖は気温も涼しく、身体を動かすには最高のコンディションでした。夏の厳しい暑さの中でのレースも覚悟していたため、走りやすい気候の中で競技に臨めたことは本当にありがたかったです。

周囲の勢いに飲まれた1500mのスイム

最初の種目は、750mのコースを2周する1500mのスイムです。スタート前は、周囲を気にせず、落ち着いて自分のペースで泳ごうと考えていました。しかし、いざスタートすると、周りの選手たちの勢いに完全に飲まれてしまいました。

初めての公式大会ということもあり、周囲の選手がとにかく速く見えます。そのプレッシャーに煽られ、1周目は自分のペースを完全に見失ってしまいました。普段の練習では、自分のリズムで落ち着いて泳ぐことができます。しかし、レースでは大勢の選手が一斉にスタートし、すぐ近くに人がいる状態で泳ぎ続けなければなりません。その環境に慣れていなかったこともあり、序盤から想像以上に体力を使ってしまいました。

2周目に入ってからは、少しずつ落ち着きを取り戻し、自分のペースで泳げるようになりました。ただ、スタート直後に後方へ沈んでしまった分、そこから順位を上げていくのは簡単ではありません。練習と大会では、同じ距離を泳ぐ場合でも、まったく違う難しさがあることを実感しながら、なんとかスイムを終えました。

最も不安だったトランジション

今回、個人的に最も不安だったのが、スイムからバイクへ移るトランジションです。水から上がった後にウェットスーツを脱ぎ、必要な装備を身につけて、どれだけスムーズにバイクをスタートできるか。事前に何度も動きをイメージしていましたが、実際の大会では周囲に多くの選手がいるため、普段の練習とは違う緊張感があります。

それでも、トランジションは想像していたよりも落ち着いて進めることができました。大きなミスをすることなくバイクへ移行でき、不安に感じていたひとつ目の難関を無事に終えられたことで、少し安心しました。

激坂とアクシデントが続いたバイクパート

バイクは、約8kmのコースを5周する40kmです。周回を重ねるうちにコースにも慣れ、徐々に走り方が分かってくるだろう。そんなことを考えながら、バイクをスタートしました。

しかし、周回コースに入った直後、目の前に現れたのは壁のような激坂でした。榛名湖で行われる大会ということで、ある程度のアップダウンがあることは覚悟していました。それでも、実際に目の前にした坂は想像以上で、本当にここを登るのかと、一気に気持ちが折れそうになります。しかも、このコースを5周しなければなりません。1周目は、あと何回この坂を登るのだろうという気持ちでいっぱいでした。

さらに、TYOにはバイクパートでいくつかのアクシデントが起こりました。激坂を登っている途中、ギアを急いで変えたことが原因と思われるチェーン外れが発生しました。突然ペダルを回せなくなったため、一度バイクを降り、周囲の選手の邪魔にならないように道の端へ移動しました。

タイムをロスしてしまう焦りはありましたが、落ち着いて状態を確認し、自分でチェーンを直してレースに復帰することができました。事前の練習では、バイクにトラブルが起きた場合の対応まで十分に経験することはできません。実際のレース中にアクシデントが起きても、慌てずに対処し、再び走り始められたことは大きな経験になりました。

その後も激坂を登り続けていると、今度はふくらはぎをつってしまいました。脚に痛みが出たことで、再びペースを落とさざるを得ませんでしたが、下り坂でペダルをこいでいない間に脚を伸ばしてストレッチする方法を見つけました。完全に回復したわけではありませんが、下りの時間を利用して脚を伸ばすことで、なんとかその場をしのぎ、走り続けることができました。

チェーン外れや脚のつりによってタイムは失ってしまいましたが、予期しない出来事に対して、その場で考えながら対応することができました。IRONMANでは、今回よりもはるかに長い距離を走ることになります。その中では、機材のトラブルや身体の異変が起こる可能性もあります。今回、さまざまなアクシデントを経験しながらも、自分で対処してバイクを終えられたことは、かえって良い実戦練習になったと思います。

また、周回を重ねるうちに、少しずつ坂の長さやコースの特徴も分かってきました。上りでは無理をしすぎず、下りで呼吸と脚を回復させる。その繰り返しで、なんとか5周を走り切ることができました。苦しいコースでしたが、坂道での走り方や周回コースでのペース配分だけでなく、アクシデントへの対応も経験できたことは、大きな収穫でした。

最後のランでも再び坂に苦しむ

バイクを終え、最後の種目となるランへ移ります。ランは、5kmのコースを2周する10kmです。ここまで来たら、あとは走るだけ。そう考えてスタートしました。

しかし、スタート直後に待っていたのは、またしても厳しい上り坂でした。さらに、つづら折りのように曲がりくねった道が続きます。バイクの激坂で脚を使った後だったこともあり、ここでも一度、心が折れかけました。

それでも、ここまで来た以上、止まるわけにはいきません。一歩ずつ前に進み、榛名湖を横目に見ながら走り続けました。苦しい時間は長く感じましたが、走り続けていれば少しずつゴールは近づいてきます。そして最後は、無事にフィニッシュラインを通過することができました。こうして、初めての公式トライアスロン大会を完走しました。

3人それぞれが無事にフィニッシュ

今回の結果は、KMが全体62位、TYOが全体163位でした。HRKは登録時の手違いによりスプリントディスタンスへの出場となりましたが、全体24位と大健闘しました。

出場する距離は異なりましたが、3人全員がそれぞれのレースを無事に完走することができました。

レース後は恒例の焼肉へ

レースが終わった後は、毎度恒例となっている焼肉へ向かいました。一日中身体を動かした後に食べる焼肉は、普段の焼肉とは少し違います。

スイムでペースを乱した話、バイクの激坂に苦しんだ話、チェーンが外れた話、ランで再び坂を見たときの絶望など、それぞれのレースを振り返りながら食べる焼肉は、いつも以上においしく感じました。苦しい場面も多かった一日でしたが、最後は3人で楽しく大会を終えることができました。

初めての大会で得られた経験

こうして、私たちにとって初めての公式トライアスロン大会が終了しました。スイムでは周囲の勢いに飲まれてペースを乱し、バイクでは想像以上の激坂に加えて、チェーン外れや脚のつりにも苦しみました。ランでも再び坂道を前にして、心が折れそうになる場面がありました。

それでも、実際の大会に出場したことで、普段の練習だけでは得られない多くの経験を積むことができました。周囲に多くの選手がいる中で泳ぐ難しさ、トランジションで落ち着いて行動することの重要性、コースに応じたペース配分、そしてアクシデントが起きたときにも慌てずに対応すること。今後のレースに生かせる課題や学びが、数多く見つかりました。

特に今回は、予定どおりにいかない状況の中でも、自分で考えながらレースを続ける経験ができました。アクシデントによってタイムを失った部分はありますが、IRONMANに向けた実戦練習として考えれば、非常に意味のある経験だったと思います。

そして何より、3人で同じ大会に出場し、それぞれが苦しい場面を乗り越えて、全員がフィニッシュできたことが大きな経験になりました。今回の経験と見つかった課題を今後の練習に生かし、IRONMAN完走に向けて、さらに成長していきたいと思います。

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